恵比寿という場所
昨日、恵比寿に用があり向かった。会食である。
なにが会食だ偉そうにと思われるのだが確かにそうだ。その会食自体も先輩の手柄に便乗して向かうだけで、それはただのシンプルなハイエナだ。
だがまあ仕方ない。えてしてそういうことはある。
待ち合わせの時間よりだいぶと早く恵比寿に着いてしまった。そうかそうかとせっかくなので普段あまり利用しないこの恵比寿の街を少しぶらついた後、適当に見つけた喫茶店なんかに入って時間をつぶそうということにした。
そして歩き出す。
すると一つの結論が。
あ、この街は俺には無理だ、と。
もう敷居が高くて高くて首を痛めている感じ。
おしゃれすぎてどうしようもない感じ。
全間接を痛めながらもとりあえず喫茶店さえあればと歩く。
しかしそれはもうHPゼロで歩いている訳ですからゾンビが徘徊しているのとまあ差がないのだ。
向ゾンビは喫茶店を捜す。
しかし見つかるものは当然カフェである。
カフェ。
恐ろしい三文字である。漢字も入れていいなら核融合なんて言葉に並んでしまう言葉。
普通なら入れない店だが、しかしこっちも恵比寿で満身創痍である。待ち合わせの時間まで残り50分。やばい。店に入らないと約束をブッチして転がりながら秋葉原に直行である。
意を決してカフェに突入としようと思ったのだが入り口にどすんと書いていた文字。
「オーガニック」
である。ああ。ダメだ。オーガニックはゾンビを寄せ付けない属性を持っている。
僕は何も出来ぬまま立ち尽くして、結果そのロスが大きく待ち合わせに少し遅れた。
恐ろしい場所であった、恵比寿。
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